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CONTAX Planar 50mm / f1.4

いまさらかよ。
そう思う読者も少なからずいると思う。
著名なSNS出身のフィルム写真家の多くが使っていることでも有名な一本。
このおれがPlanar 50mmを使ってないと、意外と知らなかったのかなとか思われてたかもしれない。
否!断じて違う。
僕が写真に目覚めたのは美大に通っていた学生時代で、彫刻の作品撮りに使うのや写真の授業もあったりして当時から物欲の塊だった僕はあらゆるカタログを取り寄せ一番かっこよかったCONTAXで揃えることを決意。
そういうわけで最初に手に入れたカメラはCONTAX 167MTであり、当然このレンズも持っていた。
なのにデジ機でのフィルムライクに目覚めてから一度も触れてないのかというと、それは当時の苦い経験からくる。
とにかくMF外しに外した…
いや、たまーにいい写真も撮れてたんだけど外しまくった苦い思い出が多すぎた。
そういうわけでCONTAXを手放し、EosやMinoltaのAF機に流れ、僕のフィルム写真全盛を迎えることになる。
G2やT2も持ってたんだけど、Minolta α7時代が僕のピークだったと思う。いい写真たくさん撮れました。


さて、本題入ります。
そんな苦い思い出があったのにわざわざ手に入れたのは、普段最も使っているCONTAX645 Planar 80/2が本当に気持ちよく特に最高潮にフレアが美しくて(これはもしかしたらちょっとレンズが曇ってるかもな…だったらちょっと曇ったCONTAX Planar 50/1.4もありかもなあ…)なんて妄想してたら、たまたま友人が持ってるよ(しかもちょっと曇ってる!)と言ってたので貸してもらいました。
まあなんと言ってもPlanar 50/1.4、オールドの中では全然安くない。勝手にそんな大したことねーだろなんて思って避けてただけだったんですが、ちょうどよかった!
いやほんとにレビューしてない他のオールドレンズ結構あるんです。
でもまあなんか好きになれなくてレビューするまでもないかあとか、例えばPENTAXのTakumar 55/1.8とかSummicron 50/2(2nd)とか悪くもないけどよくもないかなとかって感じで、ちょっとオールドに対して不信感出てたんすよ。それにNikkor 24-70E EDが良すぎた。もうレンズ要らんとかなり情熱を失ってました。
でもプラナーは違った。
はっきりといい!!まだこんなレンズあったんだなー
(あ、ちなみに本レンズはMMJです。AEJだと手裏剣型の玉ボケが出るというので回避)
というわけで1枚。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap portrait review レビュー

あらやだ、超いいじゃん!!
まずもってやわらかい!そしてどっしりした線の太い描写。色のりもいい。
レンズに色のりなんてあるのか?現代のレンズしか使ったことのない人にはピンとこないかもしれない。色のりは結構差がある。こってりした色とかあっさりした色とかかなり違いが出る。
愛用してるPlanar 80/2とよく似てるように思う。コシナ制とはかなり違う。ボケ質も全然違う。
めちゃ気に入ったのですぐさま自分用にポチり、そのまま盛岡へ旅立つことにしました。


CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー sendai beef tongue 牛タン 仙台

まずは途中仙台に寄って牛タンで腹ごしらえ。太助 分店さんです。
もはや高級食牛タンですが地元に愛されるリーズナブルなお店、食堂らしい店内で地元の人たちと一緒に食べる感じが良し!

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー sendai beef tongue 牛タン 仙台 portrait

陽が当たってる肌のトーン、髪の艶、ただホワホワしてるオールドとは違う。
プラナーといえば強いコントラストを感じさせてくれる。柔らかいけどコントラストがある、こいつは別格だなと思わせられる。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー sendai 仙台 landscape

仙台の街って本当に緑が多くていいですよね、でも木漏れ日や葉の反射、枝の縁に現れるフリンジ…


フリンジがない?!
車や遊具の反射にもない?!
え、まじか。。
当たり前だけどこれ絞ってないからね。
(厳密にはフリンジは出る、でもこういうシチュエーションでも出たり出なかったりと異常なフリンジ耐性を見せてくれる)

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡

これも窓と頭部の上部にだけちょっと出てるけど他は出てない。
すごいぞプラナー!

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡

そしてなんと言ってもプラナー、軽率にフレアが出る。もうね、気持ちいいくらい。
ミスト系のフィルターもつけてないのに、というかミスト系のフィルターはやっぱいやらしいのでナチュラルにフレアが出てくれるのは本当にありがたい。
ああ、こりゃ確かにみんな使うわとほんとに今更知ってさすがに天を仰いじゃったよ。まあでもほんと最後がこれでよかった。色々レンズが知れてほんとよかったわ、まじで…

あ、我が家は旅の時は宿には全くこだわりません。寝れたらいい。それくらいです。
大体、一日中歩き続けていつもクタクタなので宿を味わうとか無理なんで。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait

あ、今回からトーンがちょっと変わってます。
実はわりと最近、上田義彦氏が先生をするという写真塾に参加していました。
講義の内容は置いといて、いざ上田氏、それから他の参加者に写真を見てもらうとなると今までのマガジンハウス調というかフィルムライクなトーンがちょっとあざとく感じるというかなんかウケそうな写真を見せるのが気恥ずかしくなってしまったんですよ。。
歳のせいもあるのかも知れない。若者ぶってるというか。
そういうわけで脱マガジンハウス調、ほんとに自分が好きなトーンを求めて今年はあれこれやってました。
〇〇調とかじゃない普遍的で上質、でも重厚でもなくポップでもない、映画のワンシーンのようなトーンをイメージしてやってます。
出てる?

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 バターサンド

盛岡のソウルフード、フクダのバターサンド、ギリギリバターでチープで優しい。

次は盛岡のカルチャースポットといえばここ、光原社
宮沢賢治が生前に刊行した童話集「注文の多い料理店」を出版したことで有名。民藝運動も合わさり独自の世界観をそのまま残す本当に素晴らしい施設。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 landscape kogensha 光原社
CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 landscape kogensha 光原社

やっぱね、プラナーとはいえ、645の80mmよりはボケがチマチマしてます。
もっとドロっとおおらかにボケる中判のようにはいかない。
それでもガサガサというよりは落ち着いていてクリーミーというほどではなくガサガサもしてて良し。
このガサガサがないと空間を感じさせるボケ表現が生まれないんでね。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 kogensha 光原社
CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait

フリンジがでづらいとはいえ、うしろの人のコートのフードに緑の縁がでるとかやっぱり残念というか完璧とはいえない。まあでも仕方なし、ここは目を瞑ろう。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait

フレアが入りやすいからフェードを感じさせるかと思えばこんなふうにクリアというか艶のある光も写してくれる。奥深いレンズ。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait

ちょっと二線ボケも出る。
ここも目を瞑ろう。プラナーなんで。ライカみたいなもんです。見ないふりをするブランドってもんがあります。

お次は、報恩寺の五百羅漢。
写真の通りすごい!ぜひ訪れてほしい。周辺の寺町の雰囲気もいい。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 報恩寺 五百羅漢 Hōon-ji
CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 報恩寺 五百羅漢 Hōon-ji portrait

なんつうか生生しい光が時々写っていてドキッとする。
ところでフリンジって赤や緑だとガッカリなんだけど、強めの紫がでると逆に(え、きれいかも?彩り?)とかって思うようになってきた。動画始めて、フリンジちゃうハレーションや!思えるようになったのか、まあ歳のせいかも知れません。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 報恩寺 Hōon-ji portrait

羅漢像以外にも彫刻があって面白いです。見応えあり。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 報恩寺 Hōon-ji portrait

ベタ褒めしたり目をつぶったりと基本擁護姿勢なんだけどちょっと目をつぶれない点もあるので言っておく。
足元を見てほしい、ボヤけてますよね?
このレンズ、開放だと中央以外の解像がかなり落ちる。かなり。
中央部の描写があまりにいいだけにこの欠点が目立ち過ぎる…
f2でも結構残ってて、f2.8で改善される。もちろんボケは減る。
こんな感じで全身を撮る場合は絞るしかない。これはやっぱり展示や写真集にするには目をつぶれない描写だと思う。
惜しい!惜し過ぎる!!

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait
CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡

こういう時はいいよね。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait

これもちょっと足元が甘い。白いスカートもホヤッとしてしまう。
中央はほんといいんだけどなあ!
あと中判のような立体感は出ない。そして見ての通り思ったよりボケ量が少ない。
え、こんなもん?って感じ。ニコンのボケ量に慣れすぎていたのか。
でも悪くはない。ちょうどいいとも言える。あんまりボケボケしてるのも知性が感じられないのでここは良しとします。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 travel

とはいえ雰囲気で押し通す力がある。強い。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait
CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait travel

撮ってたらボケが足りないなんて不満は感じない。それくらい全体にいい写真だなと感じさせてくれる。
ニコンのゴワッとした強力なエモさではなくフラットでデジタル臭を感じさせない雑誌や写真集の1ページを飾れる写真になる。なんつうかこのフラットさは映画っぽいなと思う。

CONTAX Planar 50mm f1.4 snap  review レビュー morioka 盛岡 portrait landscape

盛岡は自然と古い街並み、そしてカルチャーがあってノスタルジックないい街なのでぜひ行ってほしい。
本当に素晴らしい街。
あ、この市内の真ん中を流れる川、熊が出ます。
僕みたいにレンズお試しの機会とかじゃなくて必ず本命レンズを持って行くように!
最高の体験ができるはずです。
今回はプラナーで大正解でした。

あ、欠点の声が大きくとられたかも知れませんが、全然そんなことないです。
仕事でもバンバン使ってます。フルサイズ50mm枠では一位となりました。Nikkor 58/1.4G抜きました。
超激推し!!
ところでこのCONTAX Planar 50mmは本レンズf1.4と廉価版のf1.7がある。
f1.7も素晴らしいのでぜひと言われて取り寄せた。
確かに素晴らしいというか開放値がちがうだけでほとんど同じ描写だった。差はわからないと思う。欠点も同じだ。
でも強いていうならf1.4の方が軽率にフレアが入るように思う、もしかしたらレンズの曇りの差かも知れない。
どっちを買ってもいいですw


というわけで、今回のお賽銭のコーナーもYoutubeです!
盛岡の旅をまとめました。
動画もこのレンズで撮ってるので参考にしてね♡

この記事ためになったなと思ったら盛岡編だけじゃなくて他も必ず見るように!!



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