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LEICA M-E (M9) with C Sonnar 50mm / f1.5 zm

発売されて随分経つカメラです。
ですがまだまだ世界中にファンの多いカメラではないでしょうか。
ちょっと魅力を語らせてください。
このカメラはセンサーがCMOSではなくてCCDなんです。しかもフルサイズ。
CCDの魅力を語ると長くなるのですが、簡単に言うと色が濃厚。
論より証拠、
同じRAWで取ったものの比較です(一切無処理、露出とトリミングを近づけただけ)
左がM-E、右がα7IIIです。

どうですか?全然違いますよね。
色を濃くしたいと思って現像で色々と弄っても彩度を上げる、露出を下げるといった手段しかなく、それは濃くするのとはちょっと違います。
そして最大のメリットなのですが、M-E (M9)で撮った写真はCMOS機よりフィルムっぽい感じがする、と言う点につきます。
M-Eは最初からブルーに写るせいかヨーロッパ映画ぽく、CMOS機では得られない柔らかな光や肌の色がそこにはあります。

まーでもCMOS機でもどっちでも気合いを入れればフィルムっぽさは再現できますが!

でも同じVSCOのフィルターをかけてもCCD機のM9の方がパッと見の感じがいいんです。

まじで。
というわけで作例。


それからこのM-E(M9)のJPEG撮ってだしは特筆すべき能力であると声を大にして言っておかないといけません。
彩度を低、コントラストはお好みで露出をアンダーめにして撮ると、「おお!これはライカっぽい…」と思わず唸るやたらいい感じの写真が撮れてしまいます。
ライカっぽいってなんだ?とか言っちゃダメですよ。
現像は面倒くさい、けど今っぽい写真を撮りたいと言った方には大変オススメしたいカメラです。
モノクロも素晴らしく「ビンテージ白黒モード」もライカらしくて面白いです。
このライカ機のJPEG撮ってだしは新しいCMOS機種でも健在で、とてもアーティスティックに写ります。
素晴らしきライカスピリット、いつか特集したいと思っています。

以下JPEG撮ってだし、画像ではリフトシャドー効果を少しだけ現像で弄っています。色合いが変わるようなフィルターは使っていません。
白黒は露出のみ調整しています。

ちょっとフェードが入ったようなノワールな雰囲気が出てませんか?国産機だとこうはいかない気がします。
え?気のせいだろって?
ライカを手に入れたら気のせいも楽しんでください。

セピア調の「ビンテージ白黒」モード


Carl Zeiss C Sonnar 50mm / f1.5
このレンズ、単純にSUMMILUXが買えない貧乏人向けと思われてるかもしれませんが、そんなことはありません!そもそもそんなに安くないし。
開放時はシャープネスというかとても線の細い繊細な描写、もちろんZeiss製ボケは極上。
非球面レンズは使われていませんが、そもそもM型ライカに正確なピントや解像度を求めるのが間違いです。
玉ボケの出現率は高めでそこは好みが分かれそう。冠のCの文字はclassicのCとのこと。
classicと言いながら周辺広量落ちはそれほどありませんが、ハイライトはフワッと滲みます。
フリンジの出現はもはやないことがないレベルw
それから、フォーカスシフトが発生します。(絞りを変えるとピントがズレる)かなり面倒な症状なのでFOTONE的にはいつも通り開放での使用一択です。

(FOTONEの撮影はほぼ開放で撮っています)

マニュアルカメラで撮るのはとても豊かな時間を送れます(本当に!)
もう古いカメラなので便利な機能はひとつもないけれど、ライカを持って一枚ずつポチポチと撮る時間はとても楽しいものです。
バタバタしない落ち着いた大人の旅行のお供に。
流行りのフィルムカメラ、興味あるけど現像が面倒だし高い、そんなときにもLEICA M-E (M9)という選択肢はアリです。
ブルーグレーのボディ、最高にかっこいいと思いませんか?

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