X-Pro3 with XF35mm / f1.4
![X-Pro3 XF35mm f1.4 セルフポートレート 作例 レビュー](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31079-1080x771.jpg)
さて、Fujifilmさんです。もちろん持ってましたよ。
初代X-E、X-E2、X100Tと持っていたのですが、AFトロい、液晶ショボい、、と少し間が空いてました。X-T2あたりからAF結構いけるという話も出てきたり保井崇志さんとかが活躍し始めて一躍FujifilmユーザーがtwitterやInstagramに増えましたよね。
というわけでX-pro3にまた手を出しました。お供はもちろん50mm画角のXF35mm/f1.4です。
正直、AFは速くはない…ですが、X-Pro3との組み合わせならストレスはかなり減りました。
α7系とSEL50F18Fよりもいいです。被写体をすっぽ抜けて背景にピントが抜けることもありません。正確、十分使えます。
とはいえ、プライスどうなんですか?正直Fujifilm、調子に乗ってるなとは思います。ライカ気取りかよ、と。
このプライスならフルサイズが頭に浮かびますよね…ボディ価格変わんないもん。
そこが今回のレビューの趣旨です。高い金を払う価値がこいつにあるのか?!
しっかりと検証したいと思います。
まず、Fuji機のメリットはレンズを入れると軽量コンパクトなこと、それからF1.4レンズが結構リーズナブル、当然フルサイズで候補にするなら、F1.8レンズを使うということになります。
そうじゃないと予算はフルサイズの方が高くなってきますからね。
単純にAPS-C機の35mm/f1.4とフルサイズで50mm/f1.8どっちがボケると思いますか??
見てください。
![Eos R EF50mm/f1.8 X-Pro3 XF35mm f1.4 比較](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/2pattern-1080x700.jpg)
ぶっちゃけほぼ同じです。気持ちフルサイズの方がボケるかなといった印象。
X-Pro3のレビューしてるのにいきなりフルサイズ優位か…
とはいえ、ひとまずポートレートなどのボケっぷりを見てやってください。
本サイトはとにかくレビューしたレンズがどんだけボケるかに重点を置いているので!
![X-Pro3 XF35mm f1.4 接写 風景 単焦点](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31250-771x1080.jpg)
流石に接写だとボケます!良い感じですよね。APS-Cならフルサイズより接写も楽です。
![X-Pro3 XF35mm / f1.4 犬 ポートレート](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31243-771x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 犬 ポートレート](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31232-1080x771.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 セルフポートレート モノクロ](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31093-771x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 ポートレート 単焦点](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XPR30612-1080x771.jpg)
![X-Pro3 with XF35mm f1.4 窓](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP30960-771x1080.jpg)
流石にフルサイズで50mm/f1.4クラスの瞳にピントを合わせたら耳からボケるという訳にはいきませんが、雰囲気を作れば良い感じに奥行き感も出せます。
開放時、解像度はほんの少し甘い。でもそこは管理人的には気に入ってます。
ハイライトも若干フワッとするけどオールドのような写りはありません。ボケは相当きれいで35mmにしてはガサつきも少ない。コンパクトだしAFの速度以外は理想的ですらあります。
比較するフルサイズ撒き餌レンズもAFの駆動は褒められたものでもないので許容範囲内。
シグマのようなバキバキのレンズだとボケ量が減ったような印象を受けるんですよね。巨匠のちょっと古い写真集なんか見てると良い感じに緩くて柔らかいなあと、良い感じに見えたりします。最新の高性能レンズとは言えず欠点はありますがポートレート好きな人なら特に気にすることはないです。フリンジも出づらいしいいところを抑えてるように思います。
さ、Fuji機の調子に乗ったプライスに目をつぶる理由を他に探します。
ここで素子のサイズは一旦置いておきます。ポスターに伸ばすわけでもなくWebで完結するなら仕事でも全く問題ありません。変なコンプレックスは捨てさりましょう。
さてFuji機と言えばフィルムシミュレーションです。
パソコンでRAW現像しない派にとっては大きなメリットになるんでしょう。管理人的にはVSCOなどLightroomを使って現像が習慣になってるので殆ど使いません。
ですが良い機会なのでいっちょ比較作品を見てください。
標準のPROVIAと人気のクラシックネガ、クラシッククロームの三種と管理人現像の比較を用意しました。
![X-Pro3 XF35mm f1.4 フィルムシミュレーション LIGHTROOM PROVIA CLASSIC NEGA CLASSIC CHROME 比較](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/4pattern_2-835x1080.jpg)
頼む、左上の僕の現像が一番いいと思って欲しい。
![X-Pro3 XF35mm f1.4 フィルムシミュレーション LIGHTROOM PROVIA CLASSIC NEGA CLASSIC CHROME 比較](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/4pattern-1080x771.jpg)
実際には下段の比較は強い逆光だったので全てシャドウ部を持ち上げてます。
(こういった点でも撮ってだしオンリーはあんまりオススメしないです)
だから自分で現像した方がいいと思うけどな…(小声
まあここで答えは求めません。好みの問題もあります。
ただ、管理人的には今流行りのPortraフィルムライクにするならFuji機のフィルムシミュレーションではちょっとしんどい。もしやるならクラシッククロームからトーンカーブを弄って調整するのがいいかも。
ちなみにLightroom現像に当たって個人的に気に入ってる点があります。
現像前のRAW画像がかなりcanonと似てるんですよね。限りなくベーシックと言っていいでしょうか。これはメリットがあってVSCOなどの現像プリセットはおそらく基本的にcanon機をベースに作っているので相性が良いんですよね。
あと、Fuji機の現像がメチャクチャ好きだという方もLightroomでの設定でRAW取り込み時にFuji機の設定で読み込むようにすれば各フィルムシミュレーションでRAWのまま取りこめます。
JPEG撮ってだしじゃないとダメというわけではないので覚えておいてください。
![Lightroom 読み込み時 設定](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/352c31973647804694a3092b5e8da555.png)
ややネガティブなレビューを続けていますが、先に告白しておきます。
管理人、X-Pro3嫌いじゃありません。
理由はこのルックスでしょうか。レンジファインダー機を意識したややクラシックなルックス、ライカと比べると可哀想な中途半端なフォルムと質感ですが、それでも国産他メーカーに比べるとシックでバッグにしまわずに首や肩にかけてブラブラできるとても感じの良いカメラに仕上がってます。
比較検討したいフルサイズ機、例えばα7系と比べてもまだ少しばかり小さく軽量なのもポイントです。持ち歩くのに負担がグッと減ります。チープな質感もまあ少々ぶつけてもいいかと気が大きくなります。
さ、セコセコせずに大きな気持ちでスナップに出かけましょう。
いや、ホント足取り軽い!
![X-Pro3 XF35mm f1.4 作例](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31549-834x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 tree 作例](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31077-1080x771.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 objects ボケ](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31026-834x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 landscape from a window 風景](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31402-834x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 landscape](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31423-834x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 風景 buildings](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31394-834x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 plants](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP30925-834x1080.jpg)
![X-Pro3 XF35mm f1.4 landscape architecture](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/XP31272-771x1080.jpg)
作例を見てもちょっと柔らかいなあといった印象を受けたのではと思います。こういう写りが好きなら買いでしょう。
柔らかさってLightroomを使って出そうと思ってもなかなか出せませんから。
それから本機は背面液晶を素の状態では見えないようにしてます。賛否両論がありますよね。
管理人的には、、、余計なことしたな…という感じです。
特に設定を弄るときにめんどくさい。管理人は普段からファインダーを覗いて撮影するのでLIVEビュー機能も撮った後のプレビューもどうでもいいです。でも設定を変えるのにいちいちパカっと開くのはどうなのかと。このデメリット分安くしろと言いたい。
絶対に次機種で通常の液晶に戻りますね。
プライスもですがX-Pro3のサイズ感も気になります。X-Eシリーズくらいで作れるんじゃないの?というか…
α6400はグッと小さいのでAPS-Cにするメリットってハッキリしてくるんですよね。プライスもサイズ重量もフルサイズと変わらないというのはどうなのか…
つまりX-Pro3においてメリットはフィルムシミュレーションだけということになります。
というわけで、結論!
わざわざ新品を高い金払って買うほどではない。さらなる値下げを待つか、中古をゲットすべきカメラです。安く手に入ったならかなり楽しいカメラだと思いますよ!!
うん、オススメw
APS-Cで35mmレンズの組み合わせは他にもLEICA TL2とα6400もレビューしています、これらと比べてどうかと率直に言うと、、α6400に軍配が上がります。LEICAでもないのにとにかくX-Pro3はコスパが悪過ぎる。X-E3なら話は変わっていたかもしれません。
ただし、レンズにおいてはXF35mm/f1.4がSIGMA 30mm/f1.4DCDNと比べて劣っているとは思いません。むしろこれはXFの方が上かな。SIGMA30mmはやっぱり明るいところがフワッとしたり補正がないと凄まじい樽型の歪みがあるので作りが甘いなとは思います。
でもXF35mmも開放時は解像度キレキレとは言えず、AF精度と同じで若干古いなと。ただボケは美しく、古くさい玉ボケも出ず現代のレンズだといえます!小さいしこのレンズが使えるのはFuji機を使うメリットだと思います。
安く買えたらホントオススメ!!w
いろいろ迷ったらこちらの記事もぜひ。
さて、もうレビューよりもこの逸品コーナーの方が楽しみになっていませんか?
今回はややネガティブなレビューを書いてしまった分、挽回したい。
というわけでこちら!!
X-Pro3を欲しがるようなルックス重視派にバーミキュラ ライスポットです。
こちら我が家になくてはならない存在。とにかくお米がおいひい。粒が立ってる!保温ができないとかそんなことは置いておいても、十二分な満足を与えてくれるはずです。バルミューダと迷われている方もいるかもしれませんが、俄然こっちをオススメします。
X-Pro3はルックス重視したため性能を若干犠牲にしてますが、この炊飯器は違う。
とにかく真っ当に美味しくごはんを炊いてくれます。
7万円、確かに安くない。ですが一生ものです。払う価値がある。断言します!
附属するレシピブックもまた超お洒落。とてもワクワクします。
自粛で自炊が増えた中、この炊飯器は必ず人生を豊かにしてくれるはずです。
![X-Pro3 with XF35mm / f1.4 バーミキュラ ライスポット](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/EOR_2736-834x1080.jpg)
![X-Pro3 with XF35mm / f1.4 バーミキュラ ライスポット cooking book](https://fotone-camera.com/wp-content/uploads/2020/06/EOR_2734-1080x771.jpg)
![](https://shopimg.kitamura.jp/images/pd/ce0/418/f6b/a91/3f7/68e/869/f44/5fb/140/5dd/s1q/oxv/9/L.jpg)
![](https://shopimg.kitamura.jp/images/pd/391/ac2/270/c63/366/c30/6da/23f/4ed/694/273/827/g2d/5/L.jpg)