完結、高級コンパクト SIGMA fp with NOKTON 50mm / f1.2 Aspherical
数多くのカメラやレンズを買い漁った管理人ですが、もちろん高級コンパクトというジャンルも漏れなく手を出してきました。
レビューでもLEICA Qがありますが、それ以外にもソニーのRX1、RX1RII、X100シリーズなど持ってたりしました。
特にフルサイズのQとRX1RIIは健闘してたものの妥協しているのは事実。
だって50mmじゃないんだもん。当然離れるとそんなにボケないし。
いいですか、サブカメラだからといって妥協すべきじゃないんです。
なぜなら世界の巨匠たちにとってのサブカメラがライカであり、SUMMILUX50mmなんですから!
話を戻します。管理人、ノクチをゲットする為に多くの機材を手放してしまいました。
もちろん本命はノクチ&ライカSL、その脇を固める最高のサブが大至急で必要です。
というわけで紹介させてください。
はい、SIGMA fpとNOKTON 50mm / f1.2 Asphericalです。
見てください、このコンパクトさ。まじでコートならポケットに入ります。
重さもまあ許容範囲とします。
なによりフルサイズ、50mm、f1.2と申し分ありません。
唯一、AFでないのが悔やまれますが、すっかりMFにも慣れてしまってむしろMFの方が好きなくらいで全く問題ありません。でも老眼が加速中なのでEVFは欲しい。言うまでもなく背面液晶につけるあの純正EVFは却下。とはいえ晴天下でも液晶はちゃんと見えます。
この2018年登場のノクトン、いいです!!
正直、管理人はフォクトレンダーに対していい印象を持っていませんでした。
随分前ですが、初代α7が登場したときにMマウントレンズを買い漁っていくつか手に入れたものの当時のフォクトレンダーのレンズはどれも甘いように見えたんですよね。立体感がないというか、、貧乏ライカとはこのことかあ…とわりとガッカリしたものです。
それで今回もちょっと心配しつつ買ったのですが、ぶっちゃけあの頃とテイストはほぼ変わってないんですけど、「え、なんかいい…」と素直に思えてます。
あの頃よりも叙情派に転向してしまっているので僕の感性が変わってるんですねw
それに当然三代目ということもあってボケは超スムース、解放でも甘いということはないです。ただ最新のミラーレス用レンズという感じではなく1世代前のレフ機用レンズといった感じはあります。
EF50/1.2Lに近いかも。
でも個人的には全然否定的じゃないです。なんというか絵画的な表現になれると言うか。アートよりの写真の方が好きな管理人的にはかなり気に入ってます。よくある今っぽい写りにならず、かといって古くさいボケ方もしない。
ともかく優等生です。50L単をポケットに入れて持ち歩ける、結構すごい組み合わせだと思う!
初代5Dが登場して15年、やっとこんな時代がきました。MFだけど。
いや、ホントにこのレンズ優秀です。ライカ買ったはいいものの、レンズ買うお金ない…って方も堂々とノクトン買ってください。ブランド的にはZeissいきたくなると思いますが、Zeiss Mマウントのゾナーやプラナーより解像度、ボケの美しさ、各収差の制御、全然優秀です。コシナの本気ここにあり。
文句を言うなら、f1.2とは言え、ボケ量は少なめ。f1.4クラスですね、しかもボケない方の。
ライバル?とも言えないけれどSUMMILUX50mmとも違います。あっちの方がやっぱりボケ量も多いしそれでいて解像してて、立体感もすごい。高いだけあります。
ノクチと同じNOKTが付いてますが、このレンズは明るさのみでf1.2を評価すべきです。とは言え、SIGMA ART同様、コスパは半端ない。ソニーEマウント用もあるので小さくて明るいレンズが欲しかったらとりあえずノクトン買っとけと言って間違いじゃないです。
まさに散歩のお供。
木漏れ日や小さな光源に細かい玉ボケも出ず、フリンジも相当抑えられてます。
弱点のないレンズです。
伝わりますか?
このボケかた。
グワシっと浮き出るような立体感はあまりない。もちろん一昔前のレンズの立体感なんてこんなものです。でもノクトンはボケがスムース。ちょっと現代の写りです。なのにすごく優しい。不思議なレンズ。
小さなカメラでEVFもないのでわざと適当なアウトフォーカスもいいものです。
いや、ほんとわざとですよ!!
とにかく優しい、雰囲気のあるレンズです。
でも、やるときはやる。
全然立体感がないって訳でもないですよ。
一応、F1.2それなりにボケるのでまあちゃんと奥行き感は出ます。
光の具合ではこんな感じにキリッとした写真も撮れます。もちろん解放ですよ!まあまぐれですがw
とにかくこの写り、本当に好きな人にはたまんないんじゃないでしょうか。
オールドのエルマリートぽくてホント好きです。
それからSIGMA fpというカメラについてですが、フォビオンな訳でもないので特に癖もない普通の描写をしますw
変な期待しないように。極めて普通です。今どきのカメラで写りなんて大して変わんないです。
身も蓋もないことを言ってしまうと、ライカM型買わないでSIGMA fpでも問題ないんですよ。
ぶっちゃけ画質は大差ないですから。ははっw
そんな情況で各社JPEGの表現に頑張っています。fpもなかなか頑張っていて使いやすいフィルターからSNSなんかでも人気のteal & orangeなど個性的なものも装備されています。またこのフィルターとトーンへのボタンが個別にあってアクセスがよく、使う人にはとても便利なのではないでしょうか。管理人は相変わらずRAWで撮ってLRで現像なのでここもスルーw
VSCO標準搭載くらいまで来ない限り、まだまだですな。
各種設定も他社と比べて特に不便な感じもないです。親指位置のAELボタンに画面拡大をカスタマイズ設定してパパッと拡大縮小を切り替えれます。拡大したままでシャッター半押しすると画面が拡大前の全画面表示に変わるところなんて気が利いてる!
ボタンの位置が持つとき干渉するとか、まあちょっと文句はありますが、デザインがいいので許します。デザインは国産カメラのなかで最高じゃないでしょうか。よくやったと言いたい!!他社も見習って欲しい。ホントに。
特にソニー、機体に付いてるα7のロゴとかNIKON Zもエンブレムのとこがにゅっと曲がってるとことか。色々。
fpの機体の小さく配置された「fp」のロゴには美意識が感じられます。
これだけで何もかも許せる。
見た目もサイズも現状この組み合わせがサブとしては最強の組み合わせかなと思っています。
重さやサイズで諦めてAPS-C買うなら是非この組み合わせも検討してみてください。管理人もその点でAPS-Cをいくつか買いましたが断然こっちを勧めます。ボケも画質も確実に上です。
もちろん、サブとしても。
こいつと旅行なんてちょっとワクワクしませんか?(そのうちやろっと)
いろいろ迷ったらこちらの記事もぜひ。
さて、もう逸品コーナーの時間です。
レビュー見て、まあ、面白かったじゃんと思って頂けたならポチッとクリックの時間です。
今回はこの「PeakDesign キャプチャー」です。見たことはあるんじゃないでしょうか?
管理人は山好きなのですが、山で使ってる方はメチャクチャ多いです。ですが街中で見ることは滅多にありません。街でも使える。是非使って欲しい。
こいつはかなり優秀なんですよ。
写真の通り、ベルトにキャプチャーをくっつければカチッとカメラを取り付けれます。
正直、イケてはない。レフ機なら完全にアウトですが、SIGMA fpならギリセーフ。ギリギリスタイルをなぜ推すのかというと、夏は是非手ぶらで散歩して欲しいんですよね。
トップスをフリーにすることで風の通りが生まれて本当に涼やか。夏の暑い日もグッと気分よく撮影散歩ができます。
ついつい荷物が多くなる女性も是非手ぶらで外出してください。暑い日も一気に夏を楽しめるくらいに気持ちが楽になりますから!
F1.2の明るい開放F値を持ちながら小型軽量で機動力と安定した光学性能をもつ大口径レンズ
中古:¥93,720(税込)より