旅とカメラ – Nikon Z9と行く京都 –
いきなりですが、Z9の性能について語ることは殆どありません。
僕の撮り方でZ9の高性能を使い切れるわけでもなく普通の重くてかっこいいカメラです。
あえていいところを言うとすればEVFは僕の所有してきたミラーレス史上最高。冗談抜きにクローズアップなしにMFでフォーカスが決まってきます。ライカMレンズの母艦としてもかなりアリだと思います。かっこいいし。重いけど。
それからご存知の通り僕は縦写真が多いので縦グリップの恩恵は大きいです。手首への負担は激減。重いけど片手で持てるし今まで縦持ちするとやたら水平が狂ってたのがほぼなくなりました!
あとは、、、かっこいいくらいかな。
以上。
いや、でもかっこいいの超大事ですから!
カメラは恋人。
どうせなら最高にタイプの人と付き合いたい。
まあでも実際Z5がかっこよかったら買ってません。こんな重いの。1.3kgですよ?!なにかの間違いじゃないかと仕様疑いましたからね。
2400万画素で十分だし、Dfの1600万画素でも不満ないどころかノイズが少なくて色乗りも良くて仕事に使ってもなんの問題もないです。実際高ISOでノイズ増えたし。
世間では高画素カメラになにか夢を見てるような風潮がありますが、6000万画素になったからって素子サイズが変わらないんだから中判デジ画質になれるわけないです。
写真の画質は素子サイズとそれからレンズの解像度で決まります。
Z50/1.2Sのような異常な解像度があれば情報量は中判フィルムを超えてきます。つまりトリミング耐性があるといえます。普通のレンズで高画素になっても普通のまま画素が増えるだけです。あとからPhotoshopで解像度上げるのと高画素機の差は殆どありません。
かなり悩みましたがZ7IIが35万、その差30万に最高のルックスと最高の動画性能(いつか動画も!)それから物理シャッターがないので故障もなさそう、10年使うと思ったらタダみたいなものだと予約したら買えちゃったんですよね…まーどうせ予約外れるし!ってポチったんですが。
まじで10年使わないと。
ライカの次にかっこいいのはニコン一桁機、昔から決まってます。
さて幸運にも発売と同時に手に入れれたZ9に相応しい舞台、京都に行って来ました。お供のレンズは愛するNikkor 58/1.4G、最高のレンズでいい訳なしで挑みたい!
京都は出張のついでによく行くのですが今回はZ9のために満を持して子ども二人を連れて「京都姉弟」です。
それでは見てやってください。
もちろん、オール開放です!
鴨川沿いの有名な中華料理屋。フォトジェニックなので味は許しましょう。
ランチの人気店は行列で昔の京都に戻りつつありましたが、ホテルはコロナのおかげでバカ安でした。
ふと思い立って当日に予約が取れる、こんな時代はもうないだろうな。
僕が一番好きな京都のお寺は知恩院です。
何もかもがでかくてなによりお坊さんがちゃんと念仏を唱えていて仕事してます。
真面目な修道院っぽい空気がこのお寺にはあります。
こんなのはあとは高野山くらい。
ついにいつも遠くから撮るだけの南禅寺のあそこでポートレートが撮れました。
哲学の道の良さは子どもらにはちょっと伝わらなかったです…
京都に飽きてきてる息子。
哲学の道の法然院のそばの湯豆腐屋は南禅寺手前の湯豆腐やさんよりリーズナブルでオススメです。
息子も湯豆腐は気に入ったようでしたが、家で作ろうとすると「あれは京都だからいいんだよ!」ってブチ切れてました。
ところで皆さん、瞳AF使ってますか?
僕は使ってないんですよね…
いや、否定的な訳じゃないです。でもどんなによく合うたって二人いたらどっちに合わすんだ問題が出るし、それに押しやすい親指の場所に瞳AFを置くほどか…というと、僕はAFオフボタンの方が大事なんですよね。アウトフォーカスしたいときがあるので。
な訳でZ9の瞳AFについても語ることはないんです。すんまへん。
相変わらず顔の中心にAF合わせたら大体合ってます。さすがニコン。
ひとりで京都に行って寺社仏閣だけ撮ってても(おれは一体何をやってるんだろう。初老かよ…)と人生を振り返ってしまって寂しい気持ちになったりしますが、ポートレート撮りながらだと変な気を起こさずにすみます。
Nikkor58/1.4G、前回の浅草編では良さを伝えきれてなかったなと思っているくらい本当に最高のレンズです。ランキング、裏と表で一位は伊達じゃない。
このボケ量、この表現力、しかもAF。プライベートも仕事もこれ一本でいけます。
あともう少しだけボケがざわついてくれたらいいんだけど!
今まで何度も京都に来て撮影してきましたが今回は子どもらのポートレートの間に風景を挿し込んでいい感じに撮れたと思ってます。
もう今度から京都には大きいカメラ要らないかな…風景だけならどうせ大した写真撮れないし…
小さいかっこいいカメラ欲しい…
否っ!!風景だからこそなにげない風景がおっ!という写真に変わる大口径レンズが必要。
次回は「ピーター・リンドバーグが愛したレンズで撮る京都」です。
ご期待下さい。
プロでもないのにこんなにカメラやレンズを買って時々自分でも怖くなるときがあります、絶対地獄に落ちると思う。
怖いので夜の祇園に抱かれてきます。
今回は全てcapture oneでの現像です。(事情は後ほど)
Lrに慣れた身体での移行はかなり骨が折れました。
ひと月頑張れば誰でも使えます。
Lrとの比較では一長一短です。C1じゃないとプロになれないなんてことはありませんしC1の方が高画質ってこともないです。大きなメリットは動作が素早いです。これはありがたい。
アナログ感はわずかにC1の方が出せるような気もしますが、不便なところもあります。
最近はLrを使ってるプロも多いですし。
どちらでも好きな方を。
さて、最後になったので文句も少し言わせてもらいます。
この文句、人によっては決して小さいものではないです。心して聞いてください。
まず、Z9のRAWがLightroomに最適化されていません。
見ての通りRAWで開いてすぐだとZ9はかなり緑被りしていて彩度も低く露出も高めに出ます。
お気に入りのプリセットをかけてもこの通り、かなり萎えます。(ところでDf最高だと思いませんか?)
現像作業ってプリセットいくつか当てて(お、これいいな!)と作業が始まるのがとにかく始まらない。何を当ててもイマイチ…作業効率はめちゃくちゃに落ちます。
今回の現像もめちゃくちゃ苦労しました。
途中これは無理だとcapture oneに移行しちゃいました。(capture oneだと彩度が低いとかそういう問題はありません)でもやっぱりcapture oneの本家サイトで売っているスタイル(プリセット)ではどうしても納得いく絵作りが出来ず、随分とスタイルを買い漁って散財させられました。ちくしょう!
(ちなみにRNI FILMっての買ってください。VSCO並みのクオリティです。他はいりません。)
まあおかげで今回はcapture oneのスキルも上がって自分の写真表現が深まったかなと思ってます。
Z9がかっこよくなかったら途中ブチ切れて放り投げてたと思いますが、粘り強く現像作業を続けれたのはZ9のおかげです。
ちなみにZ9、Z5よりフリンジが出ます。なんならDfより出ます。
嘘だろ?!最新のカメラでこれかよ…とショックでしたがcapture oneで取り込むとなぜかフリンジがほぼなくなります。と言う訳でこれもZ9のルックスに免じて許してます。
ちなみにZ5は異常にフリンジが出ません。(Z6とも7とも違うセンサーだからなのか)Z5画質すごくいいのでオススメですよ!かっこ悪いけど。
正直何度かZ9売ってやろうかと思いましたし、最近は出動も減ってたのですが今回撮ってしまったものは仕方ないと大量の京都の写真を現像してるうちにcapture oneにも慣れてきて(やっぱりZ9好きだ!!)という気持ちになっています。
だってかっこいいもん。
Z9買った時本当にホッとしたんですよ、これでもう突然夜中にライカを欲しがってヤフオクを見たりしないで済む、物欲地獄の螺旋階段から降りれるって。
ニコン一筋でこれからは写真だけに集中!って意気込んでただけにLrが使えないのはショックでしたが、まあZ9使う人はJPEG撮ってだし派か本格プロの方でcapture one使ってそうなのでこんな文句は世間では小さなものです。悪いのはAdobeだし。
とはいえ、Lr派からcapture oneに移行はかなり骨が折れます。なによりcapture oneは月額3000円、プリセット集のRNI FILMは2万円、これも安いとは言えない。
この問題、Z9以降のNikon新機種にはすべてつきまとってくるかもしれません。
これからのNikonユーザーは心してくださいね。
あ、こう見えてニコンアンバサダー狙ってます!
ニコンさんレビュー依頼待ってます!
はい、今回の逸品コーナーは韓国B級インスタント焼きそば?なのかな、チャバゲティです!!
管理人は袋のインスタントラーメンが好きで以前紹介もしていましたが、袋の焼きそばも好きです。そしてこの韓国焼きそばチャパゲティはマジで美味しい。まず勘違いしないで欲しいのですが韓国ジャージャー麺の味はあんまりしないですw
もっと独自のB級グルメというか焦げた風味がアクセントになってて初めての味です。
正直好き過ぎて飽きたらイヤなので食べるの我慢してるくらい。
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まあ正直なんでもいいんすよ。
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