旅とカメラ ノクチと行く京都 noctilux 50mm / f0.95 asph.
出張が続くシーズン、松山の次は関西です。木金と出張なので土曜を撮影に当てれるかなと目論み、今回はSIGMA fpではなくノクチとともに出かけます。
当サイトではノクチの記事が一番アクセスが多く、ここはもっと伸ばすべき!と満を持してノクチで秋の京都へ。
京都といえば写真好きなら聖地といっても過言ではありません。関西には有名なインスタグラマーさんも多くて映えスポットも多いのですが、そこはスルーして今回は管理人の思い出の京都を巡ります。
というわけで、スタートは南禅寺から。
管理人は学生時代からわりと京都に訪れることがあって、とにかくお金がもったいなかったのでタダで行けるところばかりウロウロしてました。
もはや映えスポットは順番待ち、撮るのもちょっと気恥ずかしい…
南禅寺から向うのはもちろん哲学の道。
もちろん哲学めいたことなんて考えるはずもなく、「ちくしょう、ここに住みてえな…。いいなあ、あの家…」と道沿いのやたらいい感じの家々を眺めて歩きます。
ついでにこれまたタダで入れる法然院に足を運んだり。
そして哲学の道から次に向うのは、銀閣寺でもなく別に観光地でもなんでもない白川通りです。
いや、まじでなんでもないところなんですけど、学生時代、この辺に友達がいて何度か来てたんです。
そういうわけで白川通りは僕の青春。
知ってます?白川通り、なんかちょっと感じのいいところで、四国の田舎から東京の果ての町田で狸と暮らしてた管理人と打って変わってこんな感じのいいところで暮らしてる友人…
さすがの僕も当時は(なんで僕より成績が悪かったコイツがこんないいところで青春送ってんだ?!)と怒りに震えたものです。
「すす、スーパーやパン屋がオシャレ!!」とがく然としたことも今となってはいい思い出です。
( 大丈夫、お前は東京でオシャレな仕事をする男になれたぞ )と当時の僕を慰めるようにオシャレなカフェでモーニングを頂きます。
そして向うのは、、鴨川。
まさに青春の塊。東京のど田舎で過ごしたはずなのに鴨川に来ると今でも胸がキュンとするから不思議。
いいなあ鴨川。こんなところで青春を送るとか正直想像がつかない。それに比べて僕と来たら…
僕の恋人や友人はもしかしたら狸だったのかも知れない。
もはや変なおじさんすらちょっと良い感じに見えるから京都はすごい。
隣の大阪ではしっかりと変なおじさんなのに。
こんなことが出来るのはあとはパリくらいですからね。
もういい年した大人なので白州正子も愛したといわれる河道屋さんによく来るようになりました。
ぜひ名物の芳香炉を食べてください。
座敷席はテーブルが低過ぎてやや難儀します。
今回は訳あって全てf1.8で撮りました。
濱田英明さんの写真って柔らかい感じがするのに全部ガチピンなんですよね。
僕はアナログっぽい雰囲気を出す為にわりとアウトフォーカスにしたりするんですけど、濱田さんは一切そういうことをしてなくて、それはちょっと僕は逃げなのかなと思って今回はあえてf1.8で、しかもガチピンで撮りました。
やっぱり開放の方がもっと破壊力はあったんじゃないかという気持ちもありますが、これだけの晴天だと解放ではフリンジ出まくりで、それはそれで困ったと思います…
いや、でも正直松山のときのNOKTONの方がボケてない?!いやいや、そうは言ってもノクチのボケの方がスムースで中判感あるはず…
ていうか、以前、濱田さんがSIGMA ARTで基本f1.8で撮っていると特集で話してたんですよね…
……騙された!!
ちょっと納得いかない。
やっぱりもう一度ノクチ解放で京都に来たいと思います…
(了)
いろいろ迷ったらこちらの記事もぜひ。