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「なぜ50mmレンズなのか」

このサイト、FOTONEでも管理人は50mmへの偏愛を語っています。
なぜ50mmレンズを強く推すのか一方的に語らせてください。(APS-Cだと35mmくらい)

さてまずはこちら愛機LEICA Q(28mm / f1.7)で撮影したものです。
日の丸構図で撮れば最高の絵を吐き出してくれる本機も画面端に被写体を置くとこの通り。顔面がムニュッと歪んでますよね。お粗末なものです。(当然水平垂直はビシッと合わせてますよ)
写真写りが悪いということの原因はほぼこれだったりします。(こちらにも少しそんな話を)

50mmだとどうでしょうか?

α99II & Planar 50/1.4 SAL50F14Z

いいですよね、少しだけ流れてるように見えますがほぼ破綻していない。
35mmでもダメなんです。画面が破綻せずに四隅まで撮れるのは50mmからと覚えてください。
つまりどこをシャッターを切ってもバコンと見た景色をそのまま引っこ抜けるレンズと言えます。
広角レンズでドラマチックに煽られた画像が好きと言う人もいるかと思いますが、あれはあくまで嘘なんで。
リアルを自然に切り取ったものは素直に人の情感に訴える写真になると思っています。
一昔前だと写真の学校や学科では最初に50mmを買えと先生に言われたのもこういう理由からです。
今だとどうなんだろう??

LEICA TL2 / Summilux 35/1.4

50mmレンズなら風景を撮っても画面端まで歪むことなくボコッと切り抜きます。

そしてなんと言っても50mmからは強力で美しいボケが味わえます。85mmのボケはもっと美しい。
そういうわけでプロは物撮りでもモデルカットでも85mmくらいを使います。50mm以上に画面の四隅まで使え、ボケ味も美しいので。
でも実際に85mm使ったら恋人や家族との距離が広がってしまう!室内での撮影は困難を極めます。
普段の生活の中でギリギリ使える歪まないレンズが50mmレンズなんです。

世間ではわりと「50mmが一番視野に近い」とかよく分からないことを言って50mmを勧めていますが、視野に近いのは28mmだと思います。
28mmや35mmで画面端が流れずにしかもボケてくれたら最高ですよねw
管理人は近距離でボケ味を求めて35mm / f1.2のレンズも買ったことがありますが、やっぱりボケがガサつくんですよね。蕩けるようにとはいきません。当然画面端も流れます。
それに35mmや28mmで撮ったものは手ごろに被写体と風景が構図にまとまってどれも同じ写真になってしまいがち、50mmでクローズアップされるとテーマが伝わりやすく、情感が写真に乗ってきます。たぶん。

ともかく普段から50mmレンズを付けていいなと思ったものをバシャバシャ撮っていれば、おのずと自分らしさが表現された写真が撮れたりします。まじで。

そういうわけで各社50mmや85mmレンズはかなり力を込めて開発しています。
特にここ数年は開放から高解像度で見事なレンズが多くどれを買ってもまあ大差ないっちゃあ大差ない中でEosのミラーレス用レンズ、RF50mm / f1.2のボケ味は冗談抜きに常軌を逸してます。
是非味わって欲しい50mmレンズです。

Eos R / RF 50/1.2

レンズのボケ味を差し引いても画角として50mmで撮ることは絵作りを破綻させない自然な絵になると覚えて、スマホで撮る時はなるべく日の丸構図で撮ってガっとトリミングしたり、ズームレンズを使うときも50mm以上の画角を使うようにするとグッと良い写真が撮れるようになりますよ。
35mmなどは本当に使いやすく皆さん50mmよりも手を出したくなると思いますが、是非50mmレンズにハマってください。入門用のf1.8レンズでも必ず応えてくれるレンズです!
お待ちしております。

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